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水に関する用語集 | |||||||||||||||||
あ か さ た な は や ら | |||||||||||||||||
あ 青潮(あおしお) 海の深層にある溶存酸素の少ない水が、季節風の影響で海表面近くに昇流しておこる現象。海水中に含まれる硫化物の酸化によって海水が青色を呈し、魚介類に被害を与える。 赤潮(あかしお) プランクトンが大量発生して水面に集まり、海が赤褐色や茶褐色に染まる現象。溶存酸素低下を引き起こし、魚介類を死滅させることがある。厄水 苦潮 腐潮 などとよばれることもある。 赤水(あかみず) 腐食した(さびた)鉄が多く含まれている水。「さび」=水酸化第二鉄が赤色を呈するので水全体が赤くなる。老朽化した配管では、避けて通れぬ問題。 浅井戸(あさいど) 自由地下水や伏流水など、比較的浅い場所を流れる水を取水する井戸のこと。 深さは7m〜10m程度。 RO水(あーるおーすい) 逆浸透(Reverse Osmosis)水の略。水分子は通すがイオンや分子などを通さない性質の膜(半透膜)に圧力をかけて作った純水のこと。比較的低コストで使い勝手の良い純水が得られる。 アルカリイオン水(あるかりいおんすい) 水を電気分解して陰極側に生成するアルカリ性の水。 アルカリ性(あるかりせい) 水中の水酸化物イオンが水素イオンよりも多い状態のことで、pHは7より大きくなる。 ボイラ水処理では、鉄の腐食速度を最小にするため水を強アルカリ(pH11.0〜12.0程度)の範囲内に管理するのが一般的である。 アルカリ度(あるかりど) 水を特定pHに調整するために必要な酸の量のこと。pH8.3にするのに必要な酸の量をPアルカリ度(正式にはpH8.3酸消費量)、pH4.8までの量をMアルカリ度(pH4.8酸消費量)という。特にボイラ水管理では大切な指標。因みにPはフェノールフタレイン、MはメチルオレンジというpH指示薬の頭文字である。 暗渠(あんきょ) 完全に覆われた水路のこと。地中にある排水用の溝などがそれにあたる。 安定度指数(あんていどしすう) 水の傾向(腐食傾向⇔スケール傾向)を判定するための指標。一般に安定度指数が7より大きければ腐食傾向、6より小さければがスケール傾向といわれている。別名リズナーの指数。 イオン交換樹脂(いおんこうかんじゅし) 自分が持つイオンと水中のイオンとの交換機能をもつビーズ状の合成樹脂のこと。 例えば、H型の陽イオン交換樹脂(カチオン交換樹脂)とOH型の陰イオン交換樹脂(アニオン交換樹脂)を混合して水を通すと、水中のイオンは樹脂に捕捉され、替わりにH+イオンとOH−イオンが放出されて結合する。結果的には水中のイオンが吸着除去されたことになり純水が生成する。 一般細菌(いっぱんさいきん) 水中の常在菌のこと。栄養を含んだ寒天培地で培養し、形成されたコロニー数により菌数を測定する。 飲料水(いんりょうすい) 飲料に適した水のこと。水道法基準を満たした水の意味で使われる場合も多い。有害な物質や微生物を含まず、ほぼ中性で異常な味や臭いがしない水。 おいしい水(おいしいみず) 残留塩素が無く、適度なミネラル分を含み、適温(15度前後)に保たれた水。 塩ビ(えんび) (ポリ)塩化ビニールの略。水配管の主な材料。加工しやすく軽量なため多用されるが、強度面で問題となることがある。 オゾン(おぞん) 強い酸化力を持ち、殺菌や脱色などに用いられる。化学記号O3。水に溶けきれないオゾンは有害なので、水中への溶解や廃オゾン処理が課題となる。 温水(おんすい) 温かい水、お湯のこと。水処理では温水系は腐食を起こしやすく、適切な処理が必要となる。また、60℃以下の温水系統では、レジオネラの増殖防止にも注意が必要である。 |
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